学生に衝撃と興奮をもたらしてくれる、TOMという魅惑の“集団”
働くって、なんなんですかね……?
こんにちは、Tokyo Otaku Mode(以下、TOM)でインターンシップをしている、瀬越と申します。
今回は学生から見たTOMという集団(組織とも会社とも表現し得ない、初めて経験するような集団なのです。いや、もちろん会社なんですけど……)について、そしてインターン生としてTOMにかかわることで私の価値観が変わった、「働くということ」について、書かせていただきたいと思います!
現在私は大学3年生で、法学部に所属しています。大学の友人が司法試験や国家公務員試験の勉強を進めているなか、私はTOMで事業推進部に所属し、データ集計やそのデータから考えられる施策案を提示し、マーケティングや事業の方向性を決定するための手助けをとなる業務をこなしています。TOMでインターンを始めるまで、まさか自分がこんなことをするとは思ってもいませんでした。「文系だし、インターンだし、誰にでもできる作業をして、スタートアップの雰囲気を味わうくらいかな……」と思っていました。
全然違いました。
クエリを使ってデータベースから数値を出すことは当たり前(TOMではmongoDBというデータベースを使っています)。Googleスプレッドシートの関数もバリバリ使えないと話になりません。どのデータを出すにしても、どこのRawデータからどういうふうに取ってくればいいかを常に考えなければならず、そのためには関数やクエリ、統計学の基礎知識が不可欠なのです。
「これからの時代、プログラミングは必須」「統計学は最強」と大上段に振りかざした記事や書籍は数多くありますが、実際にトライしてみてその重要性をよりリアルに認識することができました。また、そのなかでも必ず押さえておくべき知識とそうでないものとを取捨選択する必要があることも理解しました。なにごとも始めてみないとわからないものです。次の3つのポイントに言及するこの記事が、進路に迷っている大学生や、スタートアップの風土を知りたいと思っている方の参考になることを願ってやみません。
- インターンシップで学んだ『伝えること』の重要性
- オタク文化
- 働くということ
インターンシップで学んだ『伝えること』の重要性
私がTOMでインターンをしようと思ったキッカケは決して大それたモノではありませんでした。それこそ、世の多くの大学生が重い腰を上げて臨む“インターンのためのインターン”とさほど変わりはありません。インターンを始めた理由としては、以下の2つ+αがあげられます。
####「スタートアップ」というものに触れてみたかった
ITがどうだ、起業がどうだ、などと言われ始めて久しいですが、実際のところはどうなのか気になっていました。大企業に関しては、就職する先輩や知り合いも多く、なんとなく想像がつきましたが、スタートアップの雰囲気・働き方は想像もつかなかったので、その実態はいかなるものなのか、自ら体感してみたかったのです。####外資系IT企業ということで、英語とITスキルの両方が鍛えられると思った
いま、学生が喉から手が出るほどほしいスキルと言えばこれでしょう。「英語喋れます」「プログラミングできます」って言いたいですよね!!
####(・せっかくMacBook Proを買ったのにiTunesにしか使わないのが癪だった)
読んでいただければわかるように、ミーハーかつ凡庸すぎますね(苦笑)。
そして、実際にTOMでインターンを始めてみたわけですが、以上の3点よりももっと大切なことを学ぶことができました。それは、『伝えること』です。メールなどの文面を作成する際はもちろん、データをまとめる際にも『伝えること』はとりわけ重要になってきます。
- 集計期間は?
- どんな項目が必要か?
- どの項目と比較すればわかりやすいか?
- 表は見やすく成形されているか?
- すぐに理解できるか?
- その情報から次にすべき行動を即座に連想できる内容になっているか?
といった多くのことに留意し、データを集計しなければなりません。ビジネスにおいて”早く”、”正確に”情報を伝えることは必須能力のひとつです。相手がすぐに理解できるように情報を成形することは、起こり得る齟齬をなくすだけでなく、本来得られるはずだった“気づき”が無視されてしまうことも防ぎます。無駄をなくすこと、機会損失を最低限に抑えることはビジネスにおいて重要ですが、細かいコミュニケーションを疎かにしないことで解決される問題はたくさんあるのです。
私はいま、データをまとめる際に以下の3点に注意しています。ぜひ参考になさってください!
####定義が曖昧な箇所はないか?
例えばLTV(顧客生涯価値)など、定義の仕方によって複数の解釈が可能な指標の場合、あらかじめ定義を伝えることによって齟齬をなくすことができます。####相手に伝わる情報か? ただのデータの羅列になっていないか?
ただ単にデータを並べるだけでは、見る側が計算したり、比較したりしなければなりません。簡単な例であれば、データを昇順(or 降順)にしたり、並べる項目の順番を工夫したりすることで、そういった無駄の発生を防げます。データの見せ方次第で、見る側の伝わり方を大きく変えられるのです。####その情報からなにかを気づけるようなデザインになっているか?
文字の色やサイズを工夫したり、表だけで伝わりにくかったらグラフにしたりするなど、その情報からアクションを起こせるような工夫を施さなければなりません。単調なデザインではなく、アクセントやメリハリをつけることが重要です。
オタク文化
会社名に「オタク」の名を冠していることからもわかるように、TOMは日本のオタク文化を世界に発信する会社です(詳しくは弊社CEO亀井のメッセージをご覧ください。とても明晰で、感動するメッセージです)。そしてTOMは、「オタク文化で世界をハッピーに!」というビジョンを掲げています。
そのビジョンの通り、オフィスはアニメ・マンガ・ゲーム関連のモノであふれています。メンバーの机の上にはフィギュアが置かれているし(ある日出勤したら見覚えのないフィギュアが私の机の上にありましたが、誰のものなのかはまだ不明です)、オフィスのテレビは録画されたアニメでいっぱいだし、いわゆる”痛T”(萌えキャラクターがデカデカと描かれたTシャツ)を着て出社してくるメンバーもけっこういるし……。もちろん日本のポップ・カルチャーに造詣の深いメンバーばかりで、「誰もがすべての文化に対して積極的に寛容」という点が特筆できます。
「積極的に寛容」とは、相手の好きな分野・得意な分野に対して拒否感を示さず、積極的に理解しようと努めている姿勢のことを表します。「まあ、好きなんだから仕方ないか」といった(諦めに近い)消極的な寛容とは異なり、どんなことでも面白がって積極的に吸収しようとする姿勢は、企業文化にもつながっているのではないでしょうか。TOMのオフィスにはフィギュアだけではなく、笑顔と好奇心もあふれています。
働くということ
TOMでインターンを始めて最も衝撃を受けたこと―――それは「働くことに対する考え方」でした。TOMはいままでの自分が考えていた”会社”とは、なにからなにまで違っていたのです。それはインターハイ優勝を目指す部活動のような、世界征服を企む秘密結社のような、MARVELヒーローたちが集まったアベンジャーズのような、そんな集団でした。
「世間体が良いから」「安定しているから」「社会のためになるから」などという消極的な理由・独善的な考えではなく、「やりたいから」「そっちのほうが楽しいから」「カッコいいから」「面白いから」という、もっとプリミティブで、もっと人間的な欲求に基づいて行動する人々ばかりでした。皆が自分の意思で、自分が最も力を発揮できる仕事を全力でこなし、それが大きなうねりとなって進んでいく。これは私が漠然と描いていた”社会人”像をぶち壊しました。
よくよく考えたら、そっちのほうが自然ですよね。会社によって自分の在り方を規定されるのではなく、自分がどう在りたいかを考え、そのうえで全力で行動する。そんな当たり前のことを当たり前にしているTOMのメンバーは、一緒に働いていてとても刺激を受けますし、自分の価値観を大きく変えてくれもします。TOMでインターンをして、本当に良かったです。
以上、私がTOMで半年間インターンシップをして学んだことをかいつまんで書かせていただきました。「オタク文化で世界をハッピーに!」って、素敵な言葉だと思いませんか? TOMで働いているメンバーは、皆世界をハッピーにすることを目的に日々全力で行動しています。日本で働く社会人のうち、世界をハッピーにすることをいちばんの目的にしている人がどれくらいいるのかはわかりませんが、TOMのメンバーが本気でそれを実現したいと考えていることは事実です。自分もその一員としてお手伝いできることがとても誇りですし、日々たくさんの“気づき”とチャンスを与えてくれ、大きく成長させてくれたTOMにとても感謝しています。
Tokyo Otaku Modeでは、世界をハッピーにしたいメンバーを募集しています。学生の皆さんも歓迎していますので、ぜひこちらからお問い合わせください!