産休・育休を経験して得た知見と、わかったうちの会社の良いところ108

こんにちは。ふじこ@nezumi650 です。
普段はエンジニアとして働いていて otakumode.com の機能開発や保守を行っています。

私事ですが、去年秋に第一子を出産し、育休を経て、この5月から職場復帰しました。現在は、自宅からリモートで細々としたタスクを進めつつ、会社や開発のことをキャッチアップする日々を過ごしています。

今回は、産休・育休を経験して得た知見とわかったうちの会社の良いところを、時系列にそってまとめてみました。
今後、産休・育休を取得する予定の方や、それらに純粋に興味がある方、それらを取り巻く「働きやすさ」について興味のある方の参考になれば幸いです。

妊娠発覚〜産休前

幸いにも私はつわりが軽い方だったのですが、それでもやはり多少なりとも仕事に影響は出ていたと思います。理解して暖かく見守ってくれた会社の皆さんには、本当に感謝しています。

妊娠発覚〜産休前に得た知見

つわりには色々な種類がある

  • 私は、お腹が空くと気持ち悪くなる「食べづわり」というつわりになった

妊娠中の最強のお菓子は、バナナ、どら焼き、カステラ!?

  • バナナは安心して食べれるが、腹持ちがわるい
  • どら焼きとカステラは、添加物が入ってないものが多い & カロリーが低めなわりに満足感が高い

妊婦健診の受診料は、検診内容によっては実費のことも

  • 妊娠中は、月に1〜2回健診を受ける
  • この受診料には補助がでるが、検診内容によっては実費(100%負担のためけっこう高額)となることもあるため、お財布を忘れずに持っていくこと

妊娠発覚〜産休前に感じた会社の良いところ

リモートワークができる・ノウハウがある

  • 体調の問題や妊婦検診のため通院したい日は、通勤時間をカットすることで無理せず作業時間を確保できる
  • うちの会社は常時リモートワークのスタッフも多いため、リモートワーク慣れしている・ノウハウがあるなど、リモートワークしやすい環境が整っている

バックオフィスチームが超絶たのもしい

  • 書類発行などをサクサク対応してくださったり、ゆくゆく必要になる手続きについての情報を前もって教えてくださったりして本当に助かった
    • 例えば、とある書類は発行に1〜2週間かかる会社もあると聞くところ、うちの会社は1〜2日で発行してくれた
  • おまけ: 先日、バックオフィスチームについての記事が出ました。興味のある方は合わせてご覧ください。(外部サイト)

産休取得〜出産まで

私は、有給休暇をつなげることで早めに産休に入りました。
早めに産休に入ると決めた時は「休み過ぎかな…?」と思いましたが、いざお腹が大きくなってみると日常の動作ですらしんどくなっていたので、早めに取得してよかったと思っています。

また、この時期は本当にめいっぱい遊びました。気になっていたお店や美術館に行ったり、映画を観たり、外食をしたり…。小さい子供を連れて気兼ねなく行けるところ・できることはどうしても限られてしまうので、この時期に悔いを残さず遊んでおいてよかったなぁと思います。

産休取得〜出産までに得た知見

やりたいことは全部やっておいた方がよい

  • 人生最後かもしれないフリーダムタイムなので
  • とはいえ、限度はあるので自己責任で…

出産前に用意しておくべきものは、実はさほどない

  • 今思えば、本当に必要なのは、自分の入院グッズだけだった
  • 退院後に必要なものは、入院中に Amazon で買えば間に合う
    • その方が、子のサイズが平均より大きかった・小さかったなどがあっても対応できたりする

産休取得〜出産までに感じた会社の良いところ

メンバーが抜けやすい・休みやすい体制

  • うちの会社の開発チームはスクラム開発を導入しており、2週間に1度タスクの棚卸し & チームメンバーの入れ替えがあるため、常にタスクが手離れしやすい状態にある
    • メンバーが休んだり抜けたりしても対応しやすい

出産〜育休中

私は里帰り出産をしなかったので、退院後しばらくは、子と2人っきりで過ごす日々が続きました。
出産後1ヶ月間は、たしか1歩も外に出なかったと思います。出産後2ヶ月がたって、子を旦那に預け、美容院に行くために産後初めて1人で外に出た時のすさまじい開放感は今でも忘れることができません。まぁそうとは言え、頭の中は、預けて来た子のことでいっぱいだったんですけどね。

出産〜育休中に得た知見

Amazon プライム最強

  • 子関連用品が豊富な上、すぐ届くし、意外にも結構安い
  • アニメや映画が見放題
    • 生まれたての子は置くと泣くので、一度泣き始めたら最期、抱いたまま暇を潰し続けるしかなかった
    • パソコンをするには子から片手を離す必要があり長時間続けるのは難しく、テレビでアニメや映画を観るのが一番簡単だった

子をあやす時は、バランスボールが使える

  • 生まれたての子は、抱いてるだけでは泣き止まないので、抱いて歩き続ける必要があった
    • 歩き続けることで、子の輸送反応というものが働いて落ち着くのだそう
  • 子を抱いたままバランスボールに座ってゆらゆらすると、輸送反応が働くのか高確率で泣き止んだ

育児休業給付金がふりこまれるまでソワソワする

  • 育休取得中は、育児休業給付金(もともとのお給料の6割程度の金額が支給されるもの)が2ヶ月に1回まとめて支給される
  • 育児休業給付金は、育児休業取得開始から数ヶ月たたないと支給されない・具体的に何日に支給されるのかもわからない上に、振り込まれる直前まで通知等が来ないので「もしかしてちゃんと手続きできてないのでは?」とソワソワするが、気長に待つべし

プログラミングの勉強には、ドットインストールが便利

  • Vue.js の基本 をおさらいするのに利用した
  • 手を動かさずに勉強できる
  • 1つ1つのコンテンツが小さいので、断続的な視聴にちょうどよい

出産〜育休中に感じた会社の良いところ

ほとんど全てのミーティングが Google ハングアウトで生中継される

  • 会社の状況をリアルタイムでキャッチアップできる

ミーティングの議事録が豊富

  • リアルタイムで参加できない日があっても大丈夫

社内チャットやメールのアカウントが引き続き使える

  • インターネットごしであっても、会社の様子を知れたりスタッフのみんなと触れ合えることで、孤独をあまり感じずに生活できた
    • 子と2人っきりの生活って、結構孤独です…

暇つぶしで得たアニメの知識を、仕事で活かせる

  • あの人気フィギュアはどのアニメの誰だったのか・たまに聞くあの名ゼリフは誰がどんな状況で言い放ったものなのかなどが、子を抱いてアニメを見続けた今ならわかる
  • 商品企画アイデアの募集に応募する時など、該当のアニメを見たことがあるのと無いのとでは出せるアイデアのクオリティが違ってくる(と思う。まだアイデア1つも出してないけど)

職場復帰後

私は、職場復帰の日が近づくにつれ、いろんな不安を感じました。「こんなにブランクがあって、またちゃんと仕事ができるだろうか?」「仕事と育児をうまく両立できるのだろうか?」などなど…。
ひとまず今のところは、チームや会社の皆さん、子の保育園の皆さんのご協力のおかげで、なんとか乗り切れています。しかしまだ、仕事のキャッチアップ不足や長く続いた孤独な生活(笑)の影響か、ミスをしたりコミュニケーションをロスしたりしがちです。焦らず気長に、しかしできるだけ早く、出産前以上のパフォーマンスを発揮できる様になりたいなと思います。

職場復帰後に得た知見

「自分の時間」の概念が 180° 変わる

  • 出産前は「仕事以外の時間 = 自分の時間」だったが、出産後は「仕事の時間 = 自分の時間」になった
    • 現在は、仕事以外の時間は全て「家族の時間」という感じ
  • 仕事の時間を充実させることが人生を充実させるために大切なことだと、強く感じる様になった

職場復帰後に感じた会社の良いところ

育児の話や相談をしやすい

  • 先輩パパママや、育児のことを理解してくれる方が多い
  • 社内チャットに育児ネタ専用チャンネルがあり、気兼ねなく質問したり情報提供したりしやすい
    • ↓こんな感じ
      2017-06-02 11 37 33 2

リモートワークができるのは、やはりすごく良い

  • 通勤時間を、子と一緒に過ごす時間や家事に当てられる
  • 仕事が始まる前に、子を病院に連れて行ける
    • 気になることがあったら、土日を待たずに通院できる
    • 仕事を遅刻したり休んだりせずに通院できるのは、精神的な負担がかなり少ない
  • (母乳を)搾乳しやすい
    • 子に母乳を飲ませることができない場合、搾乳する必要がある人もいる
    • 搾乳しないと、乳腺炎というものになることがある。乳腺炎になると、40℃近い熱が出たりしてめっちゃ辛い
    • 外出先でも搾乳できなくはないが、やはり気を使う & 大変

社内ドキュメントが充実している

  • 充実しているだけではなく、かなり頻繁にメンテされている

おまけ:失敗談

  • 産休に有給休暇をつなげすぎて、復帰後に使える有給休暇が1日しかなかった
    • 幸い看護休暇を使えるそうなので、有給休暇が付与されるまでの間はこれで乗り切る予定
    • 皆さんは、有給休暇のご利用は計画的に!

以上です。参考になる情報はありましたでしょうか。

全体を通して振り返ってみると、うちの会社の1番の良いところは、リモートワークができる・ノウハウがあることかなと思います。
ただ、私自身はまだリモートワークをすることに慣れていないので、正直なところ、オフィスでみんなと一緒に仕事する方がやりやすいなぁと思う場面もチラホラあります。そこは、先輩リモートワーカーの皆さんにアドバイスをいただくなどして乗り越えていきたいと思います。

そして実は、子の保育園入園が決まってから慣らし保育が終わるまでの2ヶ月間、我が家は旦那も育休を取得しました。この2ヶ月間で、子がものすごいスピードで成長する様――まだ首も座らず泣くことしかできなかった子が、連続寝返りでところせましと転げ回り、お座りもどきをし、歯が生え、声をあげて笑うようになるまで――を、夫婦揃って見守ることができました。家族3人で寄り添って過ごしたこの2ヶ月間は、今までの人生で1番すばらしい、本当にかけがえのない時間でした。
育休取得中は、性別に関係なく育児休業給付金が支給されます。男性の育休取得率はまだまだ低いようですが、機会があれば、ぜひ男性の皆さんにも育休の取得を積極的に検討して欲しいと思います。

というわけで、最後にお決まりのまとめとなりますが(笑)、このように、産休・育休の取得や仕事と育児の両立をしやすい環境が整っている弊社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です。少しでも興味をもっていただけた方は、お気軽に話をしに来てみてください。

フロントエンドエンジニア
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サーバーサイドエンジニア
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