Yo API を利用してカンタンに Deploy を通知し Yo!
こんにちは。Tokyo Otaku Mode エンジニアの重岡です。
Tokyo Otaku Mode はスタートアップゆえに、日々サービスの機能追加や改善を繰り返していますが、遊びゴゴロのある開発にもいくつか取り組んでいます。今回は最近、話題になっている Yo というアプリの API の利用方法に関する話を取り上げたいと思います。
Yo API を使うメリット
「Yo」とひと言だけを送り合うメッセージングアプリの API を使うことに何のメリットがあるのか?と思う方も多いでしょう。実際、私も最初に Yo のことを知ったときに「これ何に使うんだ・・・?」と思いました。しかし、Yo について調べていくなかで、メリットがいくつかわかってきました。
メリットのひとつに Android や iPhone などのモバイル端末への Push 通知処理を組み込むために、自前でコード書かなくていいという点が挙げられます。通知のためだけに専用のアプリを用意し、Parse で Push 通知を実装する、という面倒なことをしなくていいわけです。Yo API を呼び出すコードを数行追加すれば、カンタンに Push 通知を組み込めます。
今回は、デプロイツール Capistrano で Deploy するときに Yo API を利用してモバイル端末へ通知する処理を組み込んでみました。このおかげで、本番環境へ新機能が反映されたこと伝える Push 通知を、モバイル端末経由でいつでも受け取れるようになったのです。
Yo アプリのインストール 〜 Sign Up
さて、ここからは Yo API を使うまでの手順を説明していきます。
最初に、Yo のアプリをインストールします。
インストール完了したら、アプリを起動して Sign Up しましょう。
手順は以下の通りです。
- SIGNUP をタップします
- CHOOSE USERNAME にユーザー名を入力します(今回は OTAKUMODE と入力しました)
- CHOOSE PASSWORD にパスワードを入力します
パスワードを入力したら TAP TO SIGNUP をタップします - WELCOME!!
アプリ側の設定は以上です。
Yo API キーを発行する
Yo の API キーは http://yoapi.justyo.co/ から登録します。
- Desired Username
- Callback URL (optional)
- Email Address
- Personal Yo Username
- Personal Yo Password
埋めると下記のような感じで、今回、Callback URL は使わないので、適当に http://example.com としました。
すべてもれなく入力したら、Create Account ボタンをクリックしてアカウントを作成します。
アカウント作成後、入力した Email Address 宛に API Key が送信されます。
Yo API 管理画面は下記のような感じです。
* API Token は Chrome Developer Tool で適当な値に変更しています
71503abc-de17-663f-281g-h1e0810f3cd1
という API Token をメモしておきます。
管理画面には Username を入力するフォームがあり、ここから API 経由で Yo を通知することができます。
Send Yo ボタンを押すと Username フォームに入力したユーザー宛に Yo!
Yo All ボタンを押すと、今回登録した API アカウント DEPLOYSTART を追加している全ユーザーに Yo を通知できます。
とってもシンプルですね。
Capistrano に Yo を組み込む
Yo を組み込むなんて、大層ですね。API 呼び出すだけなのに。
さて、Capistrano の deploy コマンドを定義している conf/deploy/production.rb
に Yo するだけの処理を追加します。
Yo の api_token
は先ほどメモしておいたものを使います。
1 | require 'net/http' |
実際に Capistrano で実行してみると下記のように「Deploy しますか?」という確認のタイミングで Yo 経由で他の開発メンバーに通知することができます。
1 | ➜ cap production deploy |
まとめ
Yo API を利用してカンタンに Deploy を通知する処理を実装できました。これで24時間365日、土日関係なくいつでも、モバイル端末経由で Push 通知を受け取ることにより、Deploy されたことを把握できるようになるわけです。
Tokyo Otaku Mode では、新しいサービスや技術が大好きな一緒に Yo! してくれるエンジニアを募集しています。ご興味がありましたら、こちらからご応募ください。
Yo の可能性は無限大
Let’s Enjoy Yo Life!
参考記事
Yo ってナニソレ美味しいの?って方はこちらの記事をどうぞ。