【写真】天才か!!誰でもできちゃう”プロ”のフィギュア撮影法!!

こんにちは。Tokyo Otaku Modeのカメラマンのハラです。
ふだんは TOMが運営するECサイトの商品写真の撮影を担当しています。
(僕のポートフォリオはこちらです → http://tetsuyahara.tokyootakumode.com/
お仕事の依頼も受け付けています! t_hara@tokyootakumode.com へご相談ください。

image

突然ですが、皆さん
自慢のフィギュアを超絶かっこよく撮りたいと思いませんか?
心の底からかわいくバシバシ撮りたいと思いませんか?

実は↑この写真、僕が撮った”かをちゃん”(「四月は君の嘘」)なのですが
特別な機材は一切使ってません。難しい技術もいりません
最後まで読めば誰でも真似できちゃう、真似したくなっちゃう超簡単な写真なんです!

image

撮影に使った道具はこれだけです

目次

1. 人はなぜフィギュアを撮るのか?
2. まずは準備
3. カメラの設定とライティング
4. プロの本気(天才)
5. iPhoneでも撮ってみた
6. まとめ

1. なぜ人はフィギュアを撮るのか?

それはです。

2. まずは準備

image

布、鉛筆立て? 鏡…鏡?? (100円ショップで揃えました)

image

今回はニコンのD610を使いますが、正直カメラはどんなものでもいいです。
iPhoneでも大丈夫です。必要なのはです。

image

間接照明…?? ムーディーなご家庭にある、あの間接照明です。

image

なお、今回は後輩のソウくんに手伝ってもらいました。身長が2mくらいあります。
怒ると怖いので後輩ですが、僕はいつも機嫌を伺いながら話します。
今回も、「ブログの写真を撮るのを手伝って」って言うとちょっとキレ気味に、「いいですよ」と言ってくれました。

image

かをちゃん開封です!! 本来のこころがうずいてきました!

image

見つめ合います。じっと見つめます。ここが撮影で一番大事なところです。

image

思わずニンマリ!!気持ちの悪い笑顔にソウくんが若干(というかかなり)引いていました。

image

かをちゃんの全てを見つめます。

image

いろいろ思い出して泣いてしまいました。
「か…をちゃ…ん」「かかか…かをちゃん」「かをちゃん…」
ソウくんがキレ気味に(というかキレながら)、「ハラさんはやくしてください。僕も忙しいんです。」

image

そんなソウくんの声は僕には聞こえてきません…かをちゃんをギュッと抱きしめました。
若干(というかかなり)…かをちゃんの顔が迷惑そうです

3. カメラの設定とライティング

image

マニュアルでなければいけないというわけではないのですが、今回はマニュアルで撮影します
A(絞り優先オート)S(シャッター優先オート)P(プログラムオート)どの設定でも大丈夫です

image

今回はRAWで撮影します。もちろんjpegでも大丈夫です!

RAW撮影については前回のブログ「Tokyo Otaku Modeフォトグラファーが初心者にこそオススメ!確実に写真がよくなる 超簡単!!RAW現像」に書いてあるので興味のある方はもしよろしければ読んでみてください

image

次はライティングです。特別なストロボはいりません。家にある間接照明やスタンドライトでOK!かをちゃんの後ろ側から当てれば、後ろ側が明るくなり、髪の毛にハイライトがはいります

image

前から当てれば、当然、

image

顔が明るくなります。ライティングは難しいものではなく見たままなのです。

image
image

自分の目で見て、一番いいところにライトを置きましょう。

image

今回は後ろ側から当てることにしました。

image

後ろ側からライトを当てるので、当然、顔が暗くなります。そこで登場するのが、この鏡です。

image

鏡でライトの光を反射させて、かをちゃんの顔を明るくします。

image

当て方によって印象が変わるので、これもよく見て一番いい場所に鏡を置いてください。
若干、ギラついています。

image

場所によっては、柔らかい感じにもなります。

image

4. プロの本気(天才)

image

完全に魚のような。いや、そんなこと言ったら魚に申し訳ないくらい死んだような目をしていますが、かをちゃんにふさわしい背景を考えているところです。「ピンクか白か…」。
ちなみに、この写真を撮ってくれたソウくんの目は、この世で一番汚いものを見るような目で僕を見ていました。

image

天才が考えています。(ソウくん「足りない頭で考えても絶対無理」)

image

かをちゃんと話し合っています。

image

かをちゃんと満天の星をみています(イメージ)。

image

プロカメラマンは思いつきました(天才)これだ!!これを使おう

image

かをちゃんと一緒に検索しています。検索ワードは 「桜 フリー素材」です 。

image

「四月は君の嘘」といえば桜 かをちゃんといえば桜です。

image

かをちゃんに合う画像をみつけました。
*著作者:Bellafaye Garden

image

高さを合わせ布をかけます。

image

ライトを当てて(「(真剣な顔が)マジ気持ち悪い…」ソウくん心の声がダダ漏れです)

image

鏡で顔を明るくします。

image

髪をやさしく撫でます。

image

撮影開始。指パッチンから、「キミいいねーー!!マジサイコー!」

image

一番大事なのは、シャッターを押す指に心を込めることです。それで本当に写真が変わります。

image

心を込めすぎて顔がイキかけています。

image

「ファビュラーーーース!!!!」

image
image

この2枚は撮ったままの写真です。現像ソフトなどでいじっていません。
(オートやjpegで撮影したイメージだと考えてください)

image
image

現像ソフトで、かをちゃんの可憐なイメージに合わせてみました。

5. iPhoneでも撮ってみた

image

カメラはどんなものでもいいと宣言した通り、iPhoneでも撮ってみました。

image

かをちゃんに指示を出しています。

image
image

これがiPhoneで撮った写真です。てゆうかiPhoneマジすげーーーーーー!!

6. まとめ

image

皆さん、今回の記事はどうでしたか?プロのカメラマンを16年やっていると、「写真は難しい」という話しをよく聞きます。それでも僕は何度でも言います!「写真は難しいものではありません」「撮りたい!!」という気持ちがあれば簡単に撮れるのです!特別な機材も使ってません。難しい技術もいりません。みたまま、感じたままシャッターを押しただけです。
まだ写真が難しいと感じるあなたは、もうひとつのブログ記事「Tokyo Otaku Modeフォトグラファーが教える写真が確実に上手くなるための 8つのマインド」もしよろしければ読んでみてください。
写真撮ってみようかな?思ってくれる人がひとりでもいたら僕はすごく嬉しいです!

image

バイバイ またね。

ちなにみ、カメラマンは募集してないですが、
フロントエンドエンジニアを募集中です。