TOMオフィス紹介:ジャパンフルフィルメントセンター 前編
こんにちは、Tokyo Otaku Modeの越境ECの商品管理を行っている國米です。
Tokyo Otaku Mode(以下TOM)について、みなさんはどこまでご存知でしょうか? 商談や取材などで名刺を渡して社名を名乗ると、以下のような反応が返ってくることがあります。
- 日本の会社だったの?
- 聞いたことはあるけど、何をやっている会社なのかよくわからない
- オタク文化を海外に紹介してるFacebookページを運営してる会社ですよね?
実は、TOMは日本から海外へ向けた越境ECを行っている会社でもあります(他にもさまざまな事業をおこなっています)。日本のオタク文化やポップカルチャーの関連商品を売るショッピングサイト(EC)を運営しており、日本から世界に向けて商品を日々発送しています。
ECというと楽天やアマゾンなどを思い浮かべるかもしれません。ネットでモノを売ることの障壁は心理的にも物理的にも下がっているため、簡単なことのように思われるでしょう。
しかし、こと越境ECとなると、そのハードルは一気に高くなります。
<言葉の壁>
海外向けですので、当然日本語のままではいけません。海外の人が読んでも違和感のない文章ですべての商品の説明文を書く必要があります(あやしい機械翻訳で書かれたサイトで、クレジッドカードを使って買い物をしたくなる人はなかなかいませんよね)。またお問い合わせ対応も英語で行います。
<物流の壁>
日本国内向けであれば簡単に発送でき、トラブルがあっても電話すればすぐに調べられます。一方で海外に商品を発送する場合、複数の業者にまたがり経路が複雑な上、未着や破損などの問題が発生した場合、どこで起きたかを調査し、相手の言語で窓口とやりとりする必要があります。また、箱の大きさや配送業者によって料金が大きく変わります。商品の何倍もの値段の送料がかかってしまうこともあるため、いかに送料を安くするかが大きな課題です。
<決済の壁>
日本ではほとんど起こらないことですが、海外ではクレジットカード詐欺も横行しています。詐欺に気づかずに、商品を発送してしまう等のトラブルを避けるため、オーダーが詐欺でないかどうか、毎日チェックする必要があります。
<ライセンスの壁>
あるアニメの版権を使ってグッズを作り販売しようとした場合、特定の国(エリア含む)にしか売れないことがあります。日本の版元が他国の業者に現地での商品化権を販売しており、日本のメーカーが作るグッズは日本での販売のみ許諾をとっている場合が多いです。そういう商品を許可されていない国に売ってしまうと契約違反となります。TOMではひとつひとつの商品について海外販売可能地域を確認し、許可された国にのみ販売しています。
TOMはゼロから越境ECに取り組むことにより、上記のような課題をひとつひとつ解決してきました。
今回、その越境ECの心臓部とも言えるTOMの物流センターを紹介します。
場所は東京の湾岸エリアです。
通勤途中の風景、世界的に有名な某テーマパークが見えます。
この倉庫から全世界へ発送されていきます。
庫内での行動指針。4つの”キー”全てを大事にしていますが、より大切にしてほしい順番を敢えて設定することで、作業中に判断がしやすくなっています。
庫内の通路にはゴミひとつ落ちていません。撮影用にキレイにしたわけではなく、安全性の観点からも、常にこの状態をキープしています。
倉庫作業全体の進捗を管理する人が座る「ステーション」というエリアです。
大人気のフィギュア商品群。
入庫時の検品エリア。ぬいぐるみも1点ずつ品質をチェックしています。
最適サイズの棚にするため、一部の棚は段ボールで作成しています。
こちらはTシャツやパーカーなどのアパレル商品。
映画で出てきそうな巨大なエレベーター。ちょうど集荷のタイミングで、これから海外に配達される商品が運び出されていく様子です。
倉庫に届く商品が入っていた段ボールの束です。毎日多くの商品が届き、TOMの越境ECを通じて海外のファンの方に買われていきます。
庫内に流れる音楽も大切にしています。メンバーのリクエストに応じて好きなBGMを流しています。
段ボールは10種類以上。縦x横x高さによって細かくサイズが分かれています。形がバラバラな商品に少しでも合わせることで、お客様の送料負担が少なくなるように配慮しています。
倉庫の柱にはTOMのスペシャルクリエイターの巨大ポスター。倉庫というと殺風景なイメージがあるかもしれませんが、クリエイター作品があることで華やな印象があります。
こちらはメンバーの自作!
白い部分はカッターで薄くダンボールの表面を剥がすことで出しています。
1点ずつ丁寧に梱包します。$3のオプションで付けられるギフトバッグで包んでいます。
時期によって変わっていくスペシャルクリエーターのおまけは、購入者の方からたいへん好評です。
整理整頓、小物や文房具も全て所定位置が決まっています。
B面と呼んでいる庫内スペース。段ボールに入った大きめの商材が区分けされたエリアに沿って整然と並んでいます。
オフィススペースの様子。こちらも倉庫内と同様、撮影用にキレイにしたわけではなく、普段の様子を撮影しています。現場マネジャーが数年に渡って整理整頓を徹底してきた賜物です。
倉庫内に撮影スタジオがあり、TOM専属のプロカメラマンが日々商品撮影を行っています。
渋谷、アメリカの各拠点とは常時ビデオチャットで繋がっています。
オフィス内のギャラリーの様子。
購入者の方にプレゼントしているイラスト付きのクリアファイル。TOMのスペシャルクリエーターの方々にご協力いただいています。
いかがだったでしょうか?まずはジャパンフルフィルメントセンターの雰囲気が写真を通じて伝わっていたら幸いです。次回は、TOM自社開発の倉庫システムのご紹介と庫内のこだわり、マネージャーへのインタビューを含んだ第2弾の記事をお届けします。
TOMはともにオタク文化を世界に発信するメンバーを募集しています。興味を持たれた方は気軽に話を聞きにきてください。現在、絶賛メンバー募集中です!
越境EC:広告プランナー
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越境EC:フロントエンドエンジニア
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越境EC:サーバーサイドエンジニア
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