恋愛ゲームで北米プロモーションを行った結果!Tokyo Otaku Mode × アンビションの事例をCPIやROASなどまるまる大公開!
こんにちは、Tokyo Otaku Mode(以下TOM)の広告事業を担当している山崎です。
これまで北米進出を目指すスマホゲームアプリは数多くありましたが、うまくいっている例がまだまだ少ないというのが、現状ではないでしょうか。
そんな中、我々Tokyo Otaku Modeと結びつきの強い北米市場に向けたスマホゲームアプリのプロモーションとして成功した例を本記事でご紹介しますので、読者の方々には、北米市場攻略のひとつとして参考にしていただければ幸いです。
アンビションでは普段自社で北米プロモーションを実施されていますが、新たな層を取り込みたいというご意向があり、特定期間のコラボプロモーションを実施することになりました。
ちなみに、今回のプロジェクトに関連し、アンビションのゲーム開発側の内容は、こちらの記事で紹介されています。そのため、本記事では視点をずらし、実際に、Tokyo Otaku Modeで実施したプロモーション内容に限った内容として、結果を余すこと無く公開したいと思います。
(実は、アンビション様からは「結構アウトな内容ですけども」とご指摘を受けましたが、粘り強い交渉の末、若干の修正が入りつつも、限りなくアウトに近い内容でご承諾をいただけました)
展開内容
さて、今回は以下3タイトルでお話をいただきました。いずれも主に、北米を中心として英語圏に向けてプロモーションをされたいというお話でした。
▼女性向け:
・Dream Boyfriend
http://dreamboyf.com/
・Animal Boyfriend
http://gijin.jp/global/
▼男性向け:
・Dream Girlfriend
http://dreamgirlf.com
それに対して、今回実施した内容は以下のとおりです。
今回は、TOMのもつメディア枠をフルラインナップでの実施となりました。さらにはいずれも、それぞれ複数回できるので、テスト&レビューもできるという恵まれた状況でした。
TOM FB スポンサードポスト+.com記事広告
(現在は通称を「コンテンツ広告」に変更しているので、以下、「コンテンツ広告」として記載を統一)
Otakumode.comでの記事広告をTOM FBスポンサードポストで拡散するパッケージを5回実施しました。
FB広告運用 by TOM
インストール重視のFB広告を第三者のTOMが出稿する形で、TOMらしい様々なクリエイティブを制作しながら、約2ヶ月間運用いたしました。
Otakumode.com バナー
Otakumode.com Shopあるいは、Newsにおけるバナー広告(1ヶ月)を2回実施しました。
インシップ(同梱)広告
Otakumode.com Shopで購入されるグッズの同梱広告を2回実施しました。
TOM ECメルマガ(現在は廃止しているメニュー)
Otakumode.comのメルマガ会員に向けたメルマガ広告を3回実施しました。
結果として、ゲームのインストールという直接的な貢献度の高かった「コンテンツ広告」と「FB広告」を中心に以下詳しく述べていきます。(メルマガも貢献度は高かったが、現状廃止メニューとしているため、除外します)
コンテンツ広告の結果は?
まずは、コンテンツ広告のレビューです。
今回は、合計5点のコンテンツ広告を実施いただきました。それぞれ実施したコンテンツ内容と結果を公開いたします。コンテンツ広告とは、otakumode.comのnewsにクライアントの商品やサービスの内容をTokyo Otaku Modeのファン達の期待するコンテンツとして広告を掲載し、さらにそれをTokyo Otaku Mode facebookに投稿し、集客につなげる商品のことを示します。
まさに、Tokyo Otaku Modeファンにどういった切り口でfacebookを通して伝えていくかに絞って考え抜くことが非常に重要です。
1.Dream Boyfriend 記事型コンテンツ広告
10 Beautiful Spots in Tokyo They Don’t Tell You About Ikemen Edition
Otakumode.com コンテンツPV:8,985
Otakumode.comから外部への誘導数:174
2.Animal Boyfriend 記事型コンテンツ広告
5 Heavenly Destinations in Japan for the Animal Lover Ikemen Edition
Otakumode.com コンテンツPV:6,815
Otakumode.comから外部への誘導数:284
3.Dream Boyfriend 診断型コンテンツ広告
Who’s Your Dream Boyfriend Quiz
Otakumode.com コンテンツPV:11,120
Otakumode.comから外部への誘導数:5,189
4.Animal Boyfriend 診断型コンテンツ広告
Who’s Your Animal Boyfriend Quiz
Otakumode.com コンテンツPV:25,199
Otakumode.comから外部への誘導数:8,975
5.Dream girlfriend 診断型コンテンツ広告
Who’s Your Dream Girlfriend Quiz
Otakumode.com コンテンツPV:7,716
Otakumode.comから外部への誘導数:2,591
コンテンツの切り口で分けると、1,2は「記事型コンテンツ」、3〜5は「診断型コンテンツ」と分けて実施した中、顕著に3〜5の診断ゲームコンテンツのほうが「Otakumode.com コンテンツPV」および、「Otakumode.comから外部への誘導数」が、非常に高い結果となりました。例えば、同じAnimal Boyfriendで2と4を比較しても、コンテンツPVは約3.7倍、外部への誘導数は約31.6倍も4の「診断型コンテンツ」のほうが効果の高い結果となりました。
この結果の一つの要因に、読者にキャラクター相性診断コンテンツを楽しんでもらいながら、相性のよいキャラクターの結果画面に置かれた「Meet my boyfriend now」を押してもらうというスムーズな流れが作れたことによるものだと考えられます。
また、TOMの特徴としては、間口がFacebookとなっているのが一般的なメディアとの違いです。ニュース記事であってもなんで合っても、素早く流されてくfacebookのフィードの一瞬のチャンスを逃さず、アテンション、認知、興味からのクリックというワンアクションを得る必要があります。そこにフィットしたのが今回診断コンテンツだといえます。
Facebookのマイフィードをなんとなく覗いている人に、「お!面白そうだから、暇つぶしにやってみようか」そう思わせた反応が反映された結果だといえます。
FB広告の結果は?
いまでは、アプリの広告としては非常に評判の高いFB広告。
「え?FB広告をTOMがまわすの?そんなの、誰でもできるじゃん。」
というごもっともなご指摘もあるかと思いますが、
TOMにFB広告運用をお任せいただく際の利点も以下のとおり存在しています。
<FB広告をTOMが運用する利点>
ターゲットはあくまで、TOMにLikeを押してくれているファンのみ(あくまでリーチするのはTOMファンのみ)
TOMが出稿主としてオススメゲームとして紹介するためファンの情報の受容性が高い(そのため、もちろんTOMファンが喜びそうなゲームであることが実施の絶対条件)
TOMファンの好みを知るTOMがクリエイティブ制作も行う。ファンからすれば、フィードに流れくる投稿も広告も同じ場所に流れてくるので、TOMらしいコンテンツづくりが求められる。
(TOM通常投稿との違い)CTAボタンが付加される。
FBのインストール最適化がなされる
それらの利点を生かして、以下の通り、時期を分け、FB広告のクリエイティブのA/Bテストを行いました。前提としてすべて動画クリエイティブとして実施しています。
また、アンビションでは同時期にTOMの運用と併せて自社でもFB広告をまわし露出の最大化を図られておりました。次の比較はあくまでTOMが運用した結果のみを記した比較を行った結果です。
<FB広告各種クリエイティブ>
では、それぞれのCPI(インストール単価)はどうだったか?
Dream Boyfriendに関しては、良いもので平均CPI(インストール単価)は103円、悪いもので平均CPI(インストール単価)は273円でした。Dream Girlfriendに関しては、良いもので平均CPI(インストール単価)は137円、悪いもので平均CPI(インストール単価)は318円という結果となりました。
当然ながら、同じ広告であってもやはりクリエイティブによって大きな数値の開きが出るということがわかります。
ただ、おしなべて、一般的な数値と比較すると、良い部類に入る数値で実施できたのではないでしょうか。
より詳しいお話はこのブログには書ききれませんので、実際のクリエイティブの内容はどうだったか、上記紹介したメニュー以外の結果はどうだったか等、ご興味のある方はぜひ直接お問い合わせいただければと思います。
気になるROAS(投資した広告コストの回収率)は?
このグラフはあくまでアンビションの全体売上推移のデータ(※引用元:「海外配信サポート事業サイト」より)になります。
アンビションの海外売上高の推移
今回のTOMでの展開はこのグラフの山になっている2016年12月〜2017年2月ところで実施されました。ゲームの売上としては上昇トレンドとなっている時期にさらなる大幅な上昇を期待し、実施されました。
では、TOMで実施したROAS(投資した広告コストの回収率)は?
※特に好調だったDream Boyfriendの実績。
まだ経過の浅い状況ですが、すでに広告費の回収はきちんとできる見込みがたっており、上記グラフのさらなる上昇カーブを生み出してくれることでしょう。
最後に
TOMのFBファンは海外の日本好きな方々。アンビションの日本らしさを強みとした恋愛ゲームがたいへんフィットしました。
さらにいえば、ユーザーが喜ぶようなものだったかどうかというレビューがもっとも重要です。FB投稿に対するファンのコメントには良好なコメントが目立ち、Tokyo Otaku Modeのファンにとっても、まさに非常に満足度が高いものだったといえます。
それこそが、最大の収穫であると同時に、広告であってもあくまでファンとの絆と強めるという視点では必須事項ともいえるでしょう。
そもそもTokyo Otaku Modeにおいてはソーシャルが強みであるがこそ、広告であってもコンテンツに興味を持たれなければ何も始まりません。ファンに期待されるのは、日本らしいコンテンツです。その日本らしさを踏襲した、ファンの目を引くコンテンツを通してしか広がらないし伝わらないので、そこに時間を注いで、クライアントの商品やサービスを伝播させていく必要があります。
ゆえに、TOMとしては、クライアント様、広告代理店様とコンテンツ内容をじっくり考えていくスタンスですので、企画をどうしていくかというところから、遠慮なく、ご相談ください。
また、ご紹介したアンビションにおいても、自社ゲームの配信を行ってきた知見を活かした海外配信サポートサービスを行っておりますので、ご興味ある方は、資料を下記よりダウンロードしてみてくださいね。
<Tokyo Otaku Modeメディアガイド>
Tokyo Otaku Modeでは、世界中に1900万以上のOtakuと繋がるFacebookページを中心としたのメディアを運営しています。それらメディアの広告商品として、FBスポンサードポストやコンテンツ広告、また、Shopで全世界に販売しているグッズの梱包に同梱するインシップ広告やバナー広告を提供しています。
資料はこちら
<アンビション海外配信サポートサービス>
『海外配信サポートサービス』は、アンビションが4年間に渡って行ってきた、北米を中心とする英語圏地域 への自社ゲームアプリ配信の知見を活かし、ローカライズ、インフラ、QA・サポート、 マーケティング、運営を総合的に支援するサービスとなります。次のようなお悩みをお持ちの企業様 の問題解決を徹底的にサポートいたします。
資料はこちら
<問い合わせ先>
Tokyo Otaku Mode 広告事業部
https://otakumode.com/inquire
※お問い合わせは日本語で問題ございません
アンビション海外配信サポートサービス
http://www.ambition.ne.jp/overseas/